生後3週間頃の赤ちゃんが理由もなく泣き続ける「魔の3週目」の原因と対策について解説します。
魔の3週目とは?
魔の3週目とは、生後3週間頃の赤ちゃんが理由もなく泣き続ける時期のことを指します。この時期は、赤ちゃんが外の世界に慣れ始める一方で、不安を感じやすくなるため、昼夜問わず泣き続けるといわれています。
【魔の3週目の特徴】
① 理由なく泣く・・・おむつ替えや授乳をしても泣き止まないことが多い。
② 睡眠の変化・・・それまでよく寝ていた赤ちゃんが急に寝なくなる。
③ 頻繁な授乳・・・成長スパートの影響で授乳回数が増えることがある。
① 理由なく泣く・・・おむつ替えや授乳をしても泣き止まないことが多い。
② 睡眠の変化・・・それまでよく寝ていた赤ちゃんが急に寝なくなる。
③ 頻繁な授乳・・・成長スパートの影響で授乳回数が増えることがある。
夜中に赤ちゃんが泣き止まないと、子育てパパ・ママも不安を感じたり、寝不足で困ったりします。
慣れない育児をして疲れが溜まっている時期でもあるため、体力的にも精神的にも辛く感じてしまいます。
本記事では、魔の3週目の原因と対策について解説します。
魔の3週目で赤ちゃんが泣き続ける原因
魔の3週目が起きる明確な原因は解明されていませんが、以下の要素が館消していると考えられています。
① 生後3週間頃に急激な成長が起こり、授乳回数が増えたり、ぐずりが増えたりする。
② 視覚や聴覚が発達し、周囲の刺激に敏感になることで不安を感じやすくなる。
③ 体内時計の未発達であるため、昼夜の区別がまだつかず、昼夜問わず泣くことが増える。
魔の3週目の対策方法
- 抱っこやスキンシップを増やす
- 赤ちゃんはママやパパのぬくもりを感じることで安心します。
- 抱っこして早歩きをすると赤ちゃんは輸送反応で眠りやすくなるという研究結果もあります。(参考:赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学 | 理化学研究所)
- おくるみを活用する
- 赤ちゃんをおくるみで包むことで母体にいたときに近い安心感を与え、ぐずりを軽減できます。
- 頻回授乳
- 赤ちゃんが欲しがるタイミングでこまめに授乳することで、安心感を与えられます。
- 環境を整える
- 部屋の明るさを調整し、ホワイトノイズを活用することで赤ちゃんが落ち着きやすくなります。
- 周囲に頼る
- 家族やサポートサービスを活用し、ママやパパの負担を軽減します。
この時期は赤ちゃんの成長の証でもあるので、焦らずに取り組んでいきましょう。
【余談】魔の3週目とコリックの違い
魔の3週目と同じく、赤ちゃんが理由なく泣き続ける現象として「コリック」があります。
魔の3週目は比較的短期間で終わることが多いのに対して、コリックはより長期間続き、泣き方が激しく、なだめても効果がないことが多いです。
項目 | 魔の3週目 | コリック |
---|---|---|
発生時期 | 生後3週間頃 | 生後2週目〜3〜4ヶ月頃 |
ピーク | 1ヶ月頃には落ち着く | 生後6〜8週目がピーク |
原因 | 不明(成長スパート、神経系の発達などが関係か) | 不明(腸の発達・ガスなどが関係か) |
泣き方 | 泣き続けるが、抱っこや授乳で落ち着くことがある | 非常に激しく、なだめても泣き止まないことが多い |
時間帯 | 昼夜問わず | 夕方から夜にかけて(黄昏泣き) |
持続期間 | 短期間(数日〜1ヶ月程度) | 3週間以上、最長3〜4ヶ月続くことも |
コリックかどうかを判断するために、「PURPLE CRYING(パープルクライング)」という確認方法があり、以下の特徴が見られる場合はコリックの可能性が高いです。
- P・・・Peak(生後6〜8週にピークがある)
- U・・・Unpredictable(予測がつかない、突然泣き出す)
- R・・・Resistant(どんなになだめても効き目がない)
- P・・・Pain(痛みを感じているような様子)
- L・・・Long periods(長い間続く)
- E・・・Evening(夕方に多い)
参考文献
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